モノがあふれる現代の日本において親が子を育む、子が親を尊敬する、こういう親子の絆が弱まってきていると感じる。家族という「かたち」は立派にあるが「こころ」がなくなってきている。豊かになれば弱まってしまうものが親子の絆ではないか。
親孝行を介護施設や介護機器などの物資的な豊かさと考えがちであるが、そうではない。与えれば与えるほど、それに反して「こころ」は薄れていく。これからの高齢社会に向け、親孝行とは何なのか見つめなおす必要がある。
親孝行は「こころ」が大事なのだ。物資的に恵まれていなくとも、顔を見せる事で親は嬉しいし安心する。それは、何ものにも替え難い最高の親孝行だ。離れて暮らす親子が多いと思うが、一年で何回親の顔を見ることができたか、もしくはお墓参りができたか。
東日本大震災以降、「絆」という言葉がよく使われるようになった。地域とのつながりはもちろんだが、やはり家族とのつながりが最も大事だということが、あの未曾有の震災を経て日本人の心に深く刻まれたのだと思う。絆とは、断つことのできない人と人との結び付きである。その根幹が親と子の絆だ。
「親孝行したい時に親はなし」ということのない社会にするため、親と子の絆を大切にして、次世代に向け、社会全体に世代間の思いやりの文化を産み出すことが、これからの我々に課せられている。
理事長 大島 良彦
昭和27年11月4日 | 七井保育園設立認可 |
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昭和30年3月1日 | 七井院設立認可 |
昭和33年11月15日 | 社会福祉法人明照協会設立認可 |
昭和33年11月15日 | 七井保育園法人認可 |
昭和37年4月1日 | 七井養老院法人認可 |
昭和45年3月1日 | 七井保育園移転新築 |
昭和46年7月1日 |
盲老人ホーム松ヶ丘葵荘設立認可 秩父宮妃殿下御台臨 |
昭和52年7月1日 | 七井養老院を七井老人ホームと改称 |
昭和53年4月27日 |
特別養護老人ホーム和順荘設立認可 秩父宮妃殿下御台臨 |
昭和54年8月31日 |
七井老人ホーム改築 李方子妃殿下御台臨 |
平成10年4月1日 | 益子町老人デイサービスセンターの受託 |
平成12年4月1日 | 七井老人デイサービスセンターの設置 |
和順荘(特別養護老人ホーム)
栃木県芳賀群益子町大字大沢1770番地
TEL:0285-72-2449(事務所:平日8:00~17:00) 0285-72-7894(24時間) FAX:0285-72-2997
七井保育園
栃木県芳賀群益子町大字大沢2492-2番地
TEL:0285-72-2691 FAX:0285-72-2614
益子町老人デイサービスセンター
栃木県芳賀群益子町大字益子1590-3
TEL:0285-70-1119